おとボクプレイ中♪

「Noel」、もうちょっとでクリアーというところまでプレイしました。
このゲーム、実はえぐいんですねー。ノエルと敵組織との戦いとかで、スプラッタな描写があったのが、ちょっと気になってはいたのですが・・・。
紆余曲折を経て、天崎理理の親友の松井雪野は、ノエルの選択によって死を遂げるのですが、その死に様の救いのなさが凄かった。理理を狙う組織によって拉致された雪野は、レイプされて、苦しみ、のたうち回り、最後には車から投げ捨てられた上で、何度も轢かれて絶命するという最期を迎えます。これがバッドエンドルートとか、雪野がイヤな人間として描かれてたとかなら、分からなくもないのですが、全然そんなことはありません。トゥルーエンドルート(つーか、一本道なんだけど)でも、バッドエンドルートでも、雪野の死は確定です。
しかも、その雪野の死を自らが選んだことで、とことんまで傷心してしまったノエルを慰める為に、理理とノエルが初めてのHって、すげー後味わるいんですが。
そんな訳で、「Noel」から浮気して、いきなし大人気になっててびっくりな18禁ゲーム、おとボクこと「処女はお姉さまに恋してるhttp://www.caramel-box.com/products/otoboku/index.html(これで「処女」=「おとめ」、「お姉さま」=「ボク」と読ませます)をプレイ中だったりします。
こっちのゲームのコンセプトは、
「僕も祥子さまみたいに、『ごきげんようお姉さま』って呼ばれたい!!」
という男の子達の夢を実現するというもの。
才色兼備な御曹司の宮小路瑞穂(本当は苗字が違うんだけど)は、祖父の遺言で名門女子校に転入。そして瑞穂は、どういう訳か全女子生徒憧れのお姉さまことエルダーに選ばれてしまうことに、という展開です。
このエルダーというシステムが、マリみてのスール制とか薔薇さまシステムとは違ってて、いい感じなんですよね。
マリみてだと、同級生からの呼び名は由乃さんとか志魔子さんみたいな当たり前な呼称でしたが、おとボク世界ではエルダーとなった瑞穂さんの呼び名は後輩でも同輩でも『お姉さま』に統一なんですよね。だから、生徒会長の貴子さまが、真っ赤になって「お姉さま♪」とか呼びかけてくれたりするのは、マリみてが土台になった作品でありながら、マリみてとは違った趣があって楽しいです♪
瑞穂さんや女の子たちとの会話なんかも、こういう女装ものな作品としてはありがちながらも凄く丁寧に描かれていて、単にマリみて人気に便乗した作品ではなく、ちゃんと青春ドラマになってるんですよね。
まあ、エロゲーなんで、今のままなら誰にでも勧めるという訳にもいかんでしょうけど、エロ要素をなくして(別に問題ないと思います)アニメ化とか、コンシューマゲーム機に移植とかしたら、Kanonみたいにヒットするとかも十分に可能ではないかと。
ある意味、本家マリみてよりも取っつきやすいとか思ってる私は、根本的に神経がマヒしてる気もするのですが・・・。