清く貧しく健やかに。
この漫画の主人公は、山田きょうとあすの仲良し姉妹。
ある事情で天涯孤独ではあるけれど、慎ましさと逞しさと
お互いを思いやる優しい心を胸に、暮らしています―――
読めば顔がほころぶ、”貧しさ”に育まれた2つの純真(イノセンス)。
<単行本の帯より>
という感じ。
月刊サンデーGXに連載していたのを時々立ち読みしていたので、内容は元々知ってましたが、単行本でまとめて読めて幸せ100倍です。
それにしても、ヤバイぐらい仲のいい、きょうちゃんとあすちゃんが眩しすぎます。
きょう「ねえ、あす、本当に他に行きたいところないの?」
あす「ないよ。お姉ちゃんは?」
きょう「・・・・・うーん?」
あす「思いつかないでしょ」
きょう「うーん、うーん、本物のハワイかな。いやもっと身近かな・・・・」
あす「ニセモノのハワイ(注:銭湯のこと)でも、本物のハワイでも・・・私はお姉ちゃんと一緒なら、どこでもいいんだよ」
きょう「・・・あす・・・・」
マリみてだと、ロザリオを渡してスール関係を構築するという現実とは隔絶した世界が描かれていますが、この貧乏姉妹物語だと単純に仲のいい姉妹というのを比べると、貧乏姉妹物語にはマリみてにはないリアリティがあると無理矢理思いこもうとする今日この頃です。
それはそうとして、きょうちゃんって凄い働き者で、いつも仕事イヤだーとばかり思っている自分が、かなり恥ずかしく思えてしまいました。
もっと頑張れよ、自分。
いや、マジで。