マーガレットのマンガ版マリみてが立ち読み出来て、ハッピー気分です☆
先月末に読んだ新作マリア様がみてる レディ、GO!も、いい感じでしたよー。私、一押しの由乃さまは大活躍ですし、可南子ちゃんのいじらしさに感動です。
でも、気のせいじゃないと思いますが、可南子ちゃんの性格がいきなりマトモに変わってますね。

「私が求めているのは、温室の中で花開く日を待つこのロサ・キネンシスのつぼみなんです。冷たい外気や、害虫に触れることなく、一定の室温、水や栄養の行き届いた、一点の曇りもない完璧な花です。私は祐巳さまを一目見て、祐巳さまこそがリリアン女学園を象徴するにふさわしい無垢な存在であると確信したんです。ただ、ここで美しい花を咲かせてくださればそれでいい。外に目を向けることなんて、一切必要ないんです。」
「私は、可南子ちゃんが思っているような、そんなたいそうな人間じゃないわよ」
もっと俗的で、取り立てて珍しくもない、小さな日当たりがあてば勝手に根付くタンポポみたいな雑草だ。
「私だけじゃないです。みんな、祐巳さまのことを、そういうイメージで見ていたはずです。紅薔薇のつぼみロサ・キネンシス・アンブウトン)に相応しい方、みんなのあこがれ・・・・!」
「だから、違うんだって」
「じゃ、騙していたんですか」
「え?」
「だって、最初にそんなイメージを持たせたのは祐巳さま自身じゃないですか。違うとおっしゃるなら、それでもいいです。けれど、最後の最後までイメージ通りに演じて下さるべきです。なぜ、祐巳さまらしくない軽はずみな行動をなさるんです。似合わない言葉を吐かれるんです」

マリア様がみてる涼風さつさつ 著:今野緒雪 集英社 より)

という、祐巳ちゃんと可南子ちゃんのやりとりは、マリみてというより明らかにサイコドクターの方向性に近いですよね?それとも、そう見えるのは私の心が汚れてるからなんですかねー?